鋼板の高周波成形技術
船舶建造における鋼板の変形には、ガス炎を用いた三角加熱法が用いられる。しかし、火炎加熱では熱源の制御が難しく、効率よく変形させることができない。本研究では、より制御性の高い高周波誘導加熱を熱源とする三角加熱技術を研究し、加熱過程における鋼板の変形を解析するために数値モデルを開発した。トライアングル加熱法の多くの複雑な軌跡を単純化するために、インダクタの回転経路を提案し、次に2次元円形入熱モデルを提案する。誘導加熱による三角加熱中の鋼板の熱流動と横収縮を解析した。解析結果は実験結果と比較され、その有効性が示された。
が一致した。本研究で提案した熱源モデルおよび熱機械解析モデルは、造船鋼板成形における三角加熱技術のシミュレーションに有効かつ効率的であった。